※この話はアニメの「風魔の後継者」という話も若干下敷きにしております。

 

忍術学園は今日もいつもと変わらぬ喧騒に包まれていた。
かすかに聞こえてくるのは古参事務員が新米事務員を怒鳴る声。それからいけいけどんどんと突き進む地鳴りにぎんぎんとやかましい騒音。
右を見れば伊作が落とし穴に嵌り、その先では新たな落とし穴が製造されている。
向こうに聞こえる甲高い騒ぎ声はきっといつもの一年は組が騒動を巻き起こしているか巻き込まれているのだろう。
今日も平和だなあと思いつつ、聞こえてきた破裂音にまた修理せねばならないボールが増えたようだと留三郎はかすかな頭痛を覚えるのであった。
とりあえず、小平太が破壊したであろう器物の修繕は依頼が来るまで後回しにするとして当初の目的であった図書室へと向かえば。
貸し出し帳とにらめっこをしながら僅かに眉をしかめている長次が居た。
どうやら貸し出し期限を過ぎても返却しにこない命知らずが居たらしい。留三郎は借りていた本を再度期限を確認しすぎてない事を確かめてからそっと長次へと返却を済ませた。
長次が軽く頷くのを確認してから静かに図書室を後にする。
廊下を歩きながら、そう言えば仙蔵の姿を朝から見ていないなあなどと考えたが特に彼に用事があったわけではなかったので、深くは追求せずにそのまま部屋へと足を向けたのであった。
 
 
 
 
 
一方、いつものように騒動真っ最中の一年は組では。
ピンチに際し、いつになく緊張感を漂わせていた。
「ど、どうしよう…流石に僕達じゃ手に負えないよ!」
「先生たちは出張行っちゃったし…」
「みんなあ〜ごめんね…」
「あ!そうだ!!こっちも上級生を味方につけよう!」
「そっか!同じ六年生と三年生ならおあいこだ」
「…でも、同じ学年だったら向こうの味方しちゃわない?」
「大丈夫!!この状況なら絶対にこっちの味方してくれる先輩がいるじゃない」
「あー!分かったー!!」
「と言うわけで!乱太郎!三治郎!手分けして食満先輩と富松先輩見つけてきてー!」
「わわわわわかったー!!」
 
そんなやり取りがされている事など露知らず。
留三郎は自室の目前まで戻っていた。
伊作は先ほど落とし穴に落ちているのを目撃したばかりだから戻ってはいないだろう。
忍具の手入れをしたら、小平太が壊した備品でも修理しようかな、などと考えながら扉に手を掛けたところで小さな影に思い切り体当たりされてしまった。
「うわっ、っと…どうした?三治郎」
ぶつかってきた相手が逆に弾き飛ばされそうになったのを、とっさにひっぱり上げて見覚えのある顔に目を丸くして尋ねるのであった。
「ああ〜!食満先輩〜!!助けてくださいっっ」
普段からニコニコと笑顔を絶やさない三治郎が涙目になって留三郎に訴える。
元より後輩の頼み事は断らない留三郎であったが、三治郎ならばその人となりも知っているし付き合いも少なくは無い。
何事かと詳しい説明を求めるよりも先に首は縦に動き、ほっとした様子の三治郎に導かれるままに騒動の中心地へと急ぐのであった。
 
 
 
「あー!食満先輩!!良かった!お願いします!助けてくださいー!」
「三治郎でかした!」
「あれ?乱太郎は?」
「まだ戻ってないよー!!」
訳も分からぬまま連れてこられた先には一年は組が勢ぞろいしており、留三郎を連れた三治郎に明らかにホッとした表情を見せる。
「一体こりゃどういう状況なんだ?」
正確な状況判断を求められる忍者のたまご、とは言え、さすがにこの状況は想定外過ぎて予想がつかない。
乱太郎を除く一年は組が喜三太を囲むように集まっており、一同が視線を送る方を見れば。
「仙蔵…何してんだお前。それに、孫兵まで」
屋根瓦の上に不遜な態度で立つ仙蔵と、地面からは組の面々を威嚇する三年生の伊賀崎孫兵の姿があった。
仙蔵と孫兵という珍しい組み合わせを疑問に思うが、仙蔵の手にいつもの物騒な獲物が握られている事に留三郎の眉間に皺が寄る。
「おい仙蔵。お前まさかそれをこいつらに投げるつもりじゃないよな?それに孫兵。ジュンコはいつもの事だがその壷に入っているのは毒虫達だろ?どうして蓋に手をかけている?」
剣呑な雰囲気を隠しもせずに二人に問う留三郎はとりあえずこの場の最も弱き者-一年生達の味方である。
今すぐにでも暴走しそうな同級生と三年生相手にまずは下級生の身の安全を確保しようと思っての問いかけであったが、当の二人はそれぞれ手に持った物騒な獲物を放そうとはしない。
「どけ留三郎」
ちらりと仙蔵は留三郎に視線を送って冷たく言い放つ。
「いや、さすがに見過ごす訳にはいかん。まず訳を言え」
「お前には関係ないだろう?大体これは私怨などではなくれっきとした依頼を受けての事だ」
その言葉に留三郎の眉がピクリと上がる。はいそうですか、ならば仕方が無いですねと引き下がれる訳も無い。
依頼主がこの子ども達に対して危害を加えるもしくはそれを認める形の内容を提示し、仙蔵達がそれを了承したという意味なのだ。
「誰の依頼だ」
「愚問だな留三郎。忍者にそれを聞くのは無粋というものだぞ」
にやりとした笑いを浮かべる仙蔵に、留三郎は舌打ちをする。すると後ろから控えめにではあるがくいっと袖を引かれた。
視線だけを後ろに流せば袖を引いているのは喜三太である。そうしてその回りには級友達が不安そうにくっついて居た。
ふ うっと息を吐いて留三郎は振り向くと彼らに目線を会わせてしゃがみ込む。仙蔵や孫兵には完全に背を向けてしまう形であるが、仙蔵の手の中の焙烙火矢に火が 入っていない事を考えれば彼らが今の所はそれをただの脅しに使っているのは分かるので先に状況把握につとめる事にした。
「仙蔵」
彼に背を向けたまま、留三郎は背後に向けて声を上げる。
「お前が誰かに依頼されたと言うのなら、俺もこいつらに助けてくれと依頼を受けてな。依頼主から情報を貰う事にするよ」
「……勝手にしろ」
この後輩馬鹿のおせっかいめ、という言葉も聞こえたがそれは無視をする。困ったように孫兵がきょろきょろと二人を伺っているのが気配で分かり、きっとこちらも当分は動くまいと判断をして、ともかく現状把握を優先する事にしたのだった。
「せんぱい……実はリリーばーちゃんが……」
済まなそうに口を開いた喜三太から出て来たのは意外な名前であった。なぜ曾祖母が玄孫を危機に陥れようとするのだろうか。
「実は、リリーさんは前から喜三太を風魔につれて帰ろうと何度か来た事があるんです」
喜三太の後を継ぎ、冷静に説明を続けたのは庄左ヱ門であった。
「以前来た時には喜三太がここにいたいと説得して諦めてくれたんですけども……」
「リリーばーちゃん、また来たんです……しかも結構強引に僕をつれて帰ろうとして」
「それで僕たちも喜三太を返さないように頑張って守ってたんですけども、立花先輩と伊賀崎先輩がなぜか向こう側についちゃって……」
それが今の状況らしい。
「ちなみに乱太郎は?」
「えーっと、三治郎が食満先輩の所に行ったのと一緒に乱太郎は富松先輩を探しに行ったんですけど」
「まだ戻ってこないんだよなー、どうしたんだろう?」
横からきり丸が口を出して首を傾げた。なんとなく察しがついて留三郎は困ったような顔を見せる。
「………多分、作兵衛は今三之助と左門を探しに行ってるんだと思う………」
「それで乱太郎も探しまわってるって訳か……どこまでも不運な奴……」
留三郎の予想に誰に言うでもなくきり丸は嘆息する。それはその場にいた一同全員の代弁でもあった。
乱太郎の不運はさておき、とりあえず事の次第を把握した留三郎はため息を一つはいて立ち上がると振り返った。
「つまりお前達の依頼主はリリー殿という訳だな」
「まあそう言う訳だ」
さらりと種明かしをする仙蔵に留三郎は困ったように苦笑した。
仙蔵と孫兵を選ぶ辺りさすがの人選と言わざる得ない。
喜三太を風魔に戻す、つまり喜三太を忍術学園から去らせる手助けをしろと言えばこの二人ならば協力するだろう。つまりは利害の一致。
「ほほほほほ、その通りじゃ」
突然にその場にいなかった声が響いて、喜三太の「ばーちゃん〜」という情けない声と同時に、ひらりと小さな影が舞い降りた。
かなりの老体と見受けるも微塵もそれを感じさせる事の無い動きで地面に降り立つ山村リリーその人である。
「……人の心読むの止めてください」
「ほほほほ、まあ大体考えてる事は分かるからのう。ま、この二人はわしが相談をしたらか弱い老人の頼みを快く引き受けてくれた訳じゃの」
なんとも食えないばーさんだ、と思ったのは腹にとどめておいたが、もしかするとお見通しかも知れない。リリーはただこちらを見て笑っているだけで、こちらから彼女の心理を読み取るのは難しかった。
「……立花先輩が協力するのは分かるような気がするけど……。伊賀崎先輩はなんで?」
前半部分は喜三太に聞こえないように、三治郎が小声で首を傾げる。しんべヱが「立花先輩もわかんないよー」と叫ぶのはとりあえず放っておいて庄左ヱ門はちらりと孫兵に、否、彼に巻き付く蛇へと視線を投げる。
「ジュンコが喜三太を怖がるんだ!!ああ!かわいそうなジュンコ!」
庄左ヱ門が何かを言う前に叫び声を上げた孫兵に、一年は組の面々は「あぁ」と納得をした。
「へびってナメクジ嫌いなんだよねえ」
「なるほどー。でも立花先輩はなんでー?」
「しんべヱ、それはお前と喜三太以外は分かってるから」
そこに言及すると話がややこしくなる上に仙蔵が逆上しかねない。さすがに実戦経験豊富な一年は組は一番やってはいけない事は本能で察して回避する。
取り合えず孫兵の説得からかなと行動に移す前に留三郎は一つだけ大事な確認をした。
「喜三太」
「はい?」
「一つ聞いておくが、お前の気持ちはどうだ?」
背中越しに質問をすればきゅっと引っ張られる感覚がして喜三太が上着を掴んで引っ張っているのが分かった。
「僕は…前も言ったとおりまだここで忍術の勉強がしたいです。」
「そうか」
目を見て話していなくてもその声音と引かれる着物の感触で喜三太の本気が分かる。
「…だそうですよ、リリー殿」
「喜三太…、忍術の勉強は風魔でもできるじゃろ。かわいい玄孫の顔が見たいというばばの願いをかなえてくれんかのう」
「ばーちゃん…」
しおらしくうなだれているリリーに喜三太の手が緩むがすぐにふるふると首を振る。
「忍術の勉強もそうだけど、は組の皆と一緒にいたいんだよ〜。僕だって寂しいけどお休みの時に会えるの楽しみにしてるんだから」
喜三太の言葉には組の一同が感動していると、小さくちっという音が聞こえる。
「あー!今舌打ちした〜!今の演技かよー!!」
耳ざとくそれを聞きつけたきり丸が思い切りリリーを指差して叫べばわざとらしく顔を横に向けて知らん振りをするリリー。
「もー!ばーちゃん!!僕絶対帰らないから!」
「ほほほっ嫌じゃと言うても連れてかえるからのう」
一連のやり取りをじっと静観していた留三郎は更に深いため息を一つ吐いた。
「なるほど、リリー殿、貴殿の意思は分かりました。どうしても諦めていただけないようですね。では、私はこの子たちの依頼通りにあなたの邪魔をさせていただきます」
「お手並み拝見といくかのう」
それだけを言い残しリリーは再び木の枝に飛び移る。どうやら自身は高みの見物と行くらしい。
それでは当面の問題はこの二人な訳かと留三郎は改めて仙蔵と孫兵へと向き直るのであった。
相変わらず仙蔵は顔色を変えずこちらを見たままだが、孫兵の方は留三郎に視線を送られて明らかに焦りが浮かんでいる。
一年生相手ならまだしも六年生を相手取るというのは三年生とっては考えもつかない世界なのである。
「ジュ、ジュンコのためです!ジュンコが安心して暮らせないじゃないですか!」
焦りが表れているのか誰も何も言ってはいないのに、先程と同じ事を繰り返す。それはまるで自己弁護のようにも聞こえた。
「…ナメ千代もナメ五郎もナメ太もジュンコをいじめたりしませんよ」
恐る恐る喜三太が反論しても孫兵は首を横に振る。
「そんなあ」
確かにナメクジはあまり人から好かれているとは思わないけれども、ここまで露骨に敵意を向けられるのはやはり傷つく。
しゅんとうなだれた喜三太の頭の上を、怒号が響いたのはその時だった。
「くぉら!孫兵!お前なんて事してんだよ!」
びっくりして振り返ればそこにはいつものように埃まみれで疲れ果てた様子の作兵衛が、それでもしっかりとした足取りで孫兵に指先を突きつけていてその足元には乱太郎がへとへとになって地面とお友達になっていた。
「乱太郎!!やった!よく見つけたな!!」
「も〜〜大変だったよよよよよよ〜〜〜」
級友達に労いの言葉をかけられて乱太郎もよろよろと立ち上がり皆と合流を果たす。
「乱太郎から話は聞いたぞ!孫兵。自分のために喜三太を追い出そうとするなんざふてえやろうだ!見損なったぞ」
「自分のためじゃないっ!ジュンコのためだ!!」
「同じ事だー!」
段々と頭に血が上っていく作兵衛は同級生相手に容赦がない。
「大体お前そんなこと言い出したらそのうち自分以外の忍術学園生徒追い出しちまうんだ。いや生徒だけじゃない先生も学園長もヘムヘムも追い出して学園をのっとっちまうんだ〜〜うわあなんて恐ろしいお前がそんな奴だったなんて〜〜〜」
「い、いくらなんでもそれは…」
「富松せんぱ〜い。落ち着いてくださいー」
うわああと頭を抱えて苦悩する作兵衛に孫兵はおろか1年生までドン引きしている。挙句の果てには当の喜三太になだめられている始末であった。
「…まあ、それはともかく…」
ようやく少し落ち着いて冷静になったらしい作兵衛はこほんと一つ咳払い。先程の取り乱しようを誤魔化すかのごとく改めて孫兵に向き直る。
「てめえがそんな事言うってんなら、今後毒虫達の籠、修理してやんねえからな!あとジュンコが逃げ出しても探すのを手伝ってやんねーぞ!」
「なっ!!そんなの公私混同だー!!」
「お前が言うな!!大体喜三太は用具委員の立派な戦力なんだからな!それをやめさせようってんだから虫かご修理に手が回らなくなるのも当然じゃねーか、ねえ委員長?」
わざと委員等の部分を強調して留三郎に同意をもとめれば、今まで成り行きを見守っていた留三郎が苦笑しながら頷いた。
その後ろでは認めてもらっていた嬉しさに喜三太が目を輝かせている。
「ううっでも、ジュンコは…」
それでも諦めようとしない孫兵に、今度は留三郎が諭すように声をかけた。
「なあ、孫兵。ジュンコはなめ千代たちを怖がるかもしれないが、ジュンコを怖がる下級生達はいいのか?」
「ジュンコは怖くなんてありませんよ!こんなに可愛いのに!!」
少しムキになった孫兵が留三郎の元へと走りよりジュンコを眼前に突き出した。慌てては組の面々は後ずさるが、留三郎と作兵衛はその場を動かない。
留三郎は、にこりと笑ってジュンコに手をさしのべる。
「ああ、そうだな」
言いながら、ジュンコを一撫で。ジュンコもうっとりと鎌首を持ち上げた。
そんな光景を一年生が恐る恐る見守っている。
「食満先輩…ジュンコ普通に触ってるるるるる〜」
「ジュンコもなんか気持ち良さそうだよー」
「うひゃー、すごーい」
背後から聞こえる尊敬と恐れの声に作兵衛は苦笑する。
「あー、さっきも言ったけどな。毒虫の籠修理してんの俺達だし。孫兵もよくジュンコの家修理で先輩のところ訪ねてんだよ。んで、色々作業してるうちにジュンコも先輩に懐いちまったって訳だ。まあ、先輩の作る家はジュンコも居心地良さそうだからなあ」
はははっと笑う作兵衛もジュンコに対して一年生ほどの壁は無い。脱走、否、散歩時の捜索に付き合うこともあるし普段の生活でも一緒だからもう慣れているのだ。
留三郎がジュンコの頭をなでるのを孫兵は複雑そうに見つめている。下級生をはじめとして彼女が無下に恐れられ嫌われているのは嫌だと思うのに、ここまで彼女が自分以外に気を赦しているのも少し悔しい。けれども、それが嬉しいと思うのも事実だからこの先輩は嫌いではない。
そんな先輩が声を荒げるでもなく、静かに言うのだ。
「お前がジュンコを好きなように、喜三太だってなめ千代達が好きなんだって事は分かってるんだろ?」
「…はい。でも…」
それは分かっているのだ。同じく異端な者として。
「でも…」
それでも孫兵にはジュンコが一番大切なのだ。その気持ちは留三郎にも良く分かる。だから彼は言う。
「なあ、なめ千代達のおかげでジュンコはちゃんとここにいられるんだぞ?」
「え?」
寝耳に水の留三郎の発言。孫兵は驚いて彼を見る。まん丸に見開いた目が素直な好奇心を丸出しにしていた。
「お前、ジュンコだけじゃなくて蛙も飼っていただろう?」
「え?ええ…きみ太郎です」
こくこくと頷いている孫兵に、またも庄左ヱ門が気がついた。
「あ、そうか!三すくみだ」
「聞いた事あるー!蛇はナメクジに弱くて、ナメクジは蛙に弱くて、蛙は蛇に弱いから3匹とも身動きが取れなくなっちゃうんだよね」
わいわいとは組の会話が聞こえてきて、留三郎もその通りだと肯定をする。
だからなんだと言わんばかりの孫兵の表情に留三郎は笑って言った。
「ジュンコときみ太郎、それからナメ千代達、互いが牽制しあって何事も起こらない。だから学園内で大した監視もなく自由に過ごせている。そうじゃないかな?」
もしも天敵がいなくてジュンコが自由奔放に過ごせていたらどうだろうか?すぐさま問題視されて檻に閉じ込められるならまだしも飼育の許可すら取り上げられていたかも知れないぞと付け足して。
「…あれ?でも喜三太が来るまでは…」
「しーっ!庄ちゃん!そこは内緒!ほら伊賀崎先輩が諦めかけてる!」
こそこそと話すは組に向き直った作兵衛も孫兵に見えないように唇に指を当てた。さすがの一年は組はそういう察しはとても優秀である。一様に言いたい事を察して押し黙った。
「う〜〜〜。そうだったんですか…」
しゅん、とした孫兵に向かって最後のダメ押しは作兵衛が。
「あ、俺さっき見つけた左門と三之助、部屋までは連れてく暇がなくてこっち来たんだよな。長屋までしか誘導してねーから、今頃お前の部屋に迷い込んでたりして。…虫籠とかあけちゃったりしてねーよなあ?」
「な、なにぃ!!ちょっ!すぐ戻らなくちゃ!!」
言うが早いか孫兵は脱兎のごとく駆け出していく。それを見送って作兵衛も留三郎にぺこりと頭を下げた。
「もし本当にあいつらが孫兵の部屋行っちゃってたら悪いから、様子見てきます。脱走でもさせてたら探すの手伝わなくちゃいけねーし!」
「ん、そうだな。行ってやれ。あと、またペット達の家が壊れたら言えよって伝えておいてくれ」
「はいっ!あと、お前ら、孫兵がすまなかったな!喜三太も…。孫兵は悪気はなかったと思うから」
「だいじょぶです!」
それだけを言って作兵衛は手を振って駆け出していく。
後のことも作兵衛に任せておけば大丈夫そうだなあと、口の端を持ち上げて留三郎は笑った。
そうして、次に向き直ったのはこちらは一筋縄ではいかないであろう同級生。
流石に一戦交える気はないし、さてどうやって説得をしようかと思案していたところ。
仙蔵がぽいっと手の中の焙烙火矢を放り出した。
未だ導火線に火はつけられていなかったそれはごろりと音を立てて地面に落ちる。くくりつけていた紐が緩んでぱたりと二つに割れたその中には火薬すら入ってはいなかった。
「仙蔵?」
「たかが脅しに貴重な火薬が使えるか、勿体無い」
ふふんっとどこまでも偉そうに仙蔵が笑う。
理屈は分かるが、なぜ手の内をばらすような事をするのかが分からない。何かたくらんでいる事でもあるのだろうかと留三郎がいぶかしがるのも無理は無かった。
「そう怖い顔をするな。損得勘定をしてみただけだ」
「は?」
相変わらず人に分からせようとする努力をしない発言をして、仙蔵はリリーが飛び移った木ではない別の木の元へと歩き出す。
「リリー殿」
「なんじゃ?」
当たり前のようにそこに声をかけて、かけられた方も驚きもせずに平然と言葉を返す。
「いつの間にー?」
ざわざわとざわめく一年生達を放置で、仙蔵は木陰から頭を出したリリーへと営業用の笑みを向けた。
「元々我々は利害の一致から手を結んだ訳で、依頼というのは言葉のあやだった訳ですが」
「まあ、そうじゃの」
二人の会話に、若干置いてきぼりにされているは組と留三郎が聞き耳を立てる。
「状況が変わりました。利害関係が一致しなくなってしまいましたので、この件から私は手を引かせていただきます」
仙蔵の言葉にあっけに取られたのは聞き耳を立てていた方で、リリーの表情は崩れない。
「ほうほう、そうか。それは仕方ない。もし良かったら参考のためにお主の利害とやらを聞かせてもらえんかのう」
「何、簡単な事です。しめりけの片割れが学園を去る事と、留三郎を敵に回す事で今後の私の学園生活に与える影響を天秤にかけただけのこと」
それを聞くとリリーはおかしそうに高笑いをする。
「成る程な。まあ致し方ない事じゃ。これまでの協力は感謝しよう」
「最後までお手伝いできずにすみません。では」
仙蔵は一礼をすると颯爽と踵を返す。そのまま留三郎たちのほうへと向かい、脇をすり抜けようとするのを留三郎が止める。
「仙蔵?お前どういう…」
「だから、今言ったとおりだが?」
ニヤリとした笑みを浮かべてそんな事を言われても納得が出来るわけもない。
「元々お前が関わってきた時点で私はお前を敵に回したくはなかったんだが。伊賀崎とのやり取りを見ていて、ますますそう思ったな。私は絶対にお前を敵にしたくはない」
まだなんだか良く分からない顔をしている留三郎に仙蔵は顔を近づけて小声で更に付け足した。
「但し!あの二人はお前に監督責任があるからな!それは肝に銘じておけ」
間近ですごまれて留三郎はこくりと頷いたが、その顔には苦笑が浮かんでいる。
「立花せんぱーい!ありがとうございます!」
「やっぱり立花先輩はいい先輩ですー」
「うわ!来るなお前ら!いいか!留三郎!くれぐれも忘れるなよ!」
しんべヱと喜三太に満面の笑顔で詰め寄られ捨て台詞を残しその場を離れる仙蔵。それを追いかけていこうとしたしんべヱ達を留三郎は押し留めた。
さすがにここで二人を放置すれば、仙蔵が再びリリーの元へと行きかねない。
なんとか一同をまとめて、改めてリリーへと向き直った。
「さて、これで協力者はいなくなったようです。それにもうすぐこの子達の担任も戻ってくるでしょう。喜三太の説得は諦めていただけませんか?」
低姿勢を崩さずに頼み込んで見ても、リリーはどこ吹く風で意にも返さない。
「はて、そうかのう?」
のらりくらりとかわされるうちに、は組に広がる不安げな声。
「ねえ、山田先生と土井先生遅くない?」
「うん、早いうちに戻るって言ってたよね?」
「だって、山田先生戻ったら補修のマラソンするって言ってたし」
「土井先生も追試するって言ってたよ」
既にマラソンをするにも追試をするにも若干遅い時間である。留三郎は嫌な予感と共にリリーに疑いの視線を向けた。
「あー、悪ぃけんど、せんせー方はちぃっと遅くなっちめーと思ーよ?」
留三郎が口を開く前に、ひらりと眼前に降り立つ男。
「与四郎先輩!」
「与四郎!?」
「やー、悪ぃ悪ぃ。遅くなったべー」
驚きの声を上げる喜三太と留三郎をよそに与四郎はリリーへと歩み寄る。
「いくらなんでも忍術学園のせんせー達は荷が重いだーよ。んでも、山ほどブービートラップしかけてきたから、疑心暗鬼にはなってっべ。でーぶ戻んのはおくれっはずじゃん?」
与四郎の報告を聞いたリリーはふむふむと頷いている。一方で喜三太は与四郎までが曾祖母の味方かとがっくりとうなだれてしまう。
「よー、喜三太。またかくれかんじょーしたりとっとんせっしてーよ」
にっこりと笑う笑顔に、喜三太は複雑な顔を見せた。与四郎の事は大好きだし休暇中に一緒に遊んでもらうのを楽しみにしている。けれども、こんな風なのは違うとそう思う。
「与四郎!喜三太の気持ちを考えろ!!」
喜三太の複雑そうな顔を見て留三郎が声を荒げる。慕ってくれている後輩に対してこの仕打ちは酷い裏切りだろうと言う思いを込めて。
そんな留三郎に与四郎は顔を向けるが、その顔は至極真面目で先ほどの笑顔は既に消えている。
「そうは思うけんどよ。オラだってリリーのばー様には逆らえねーだよ」
そういわれてしまえば留三郎はもうそれ以上は何も言えない。
確かに彼は風魔に属するものである。それはどうやっても変えられない事実だ。
この忍術学園の生徒である限り、学園長がどんなに理不尽な思い付きをしてもそれに従わなければならないのと同じ、いや遥かに重い事だろう。
留三郎は瞠目し、一瞬の後に真正面から与四郎を見据える。
「そうか。それも道理だ。だが、俺はそれと同じ理由で喜三太の味方をする。お前が先生方の帰路を妨害したというのなら尚更だ」
きっぱりと戸惑いもなく言い切った留三郎に、与四郎の目がすぃっと細められた。
「まあそれも道理だな。お前さんにはお前さんの立場がある訳だ」
不意に変わった口調が彼の立場を明確にするようで、背筋をぞくりとしたものが走る。
それでも。
「その通りだ。だから俺はこの子らに付く」
それだけは、譲れない。
「だが、お前が実力行使で無理矢理に連れて行こうとしなかった事はありがたいと思うよ」
こ れも本心だ。与四郎が喜三太を言葉で懐柔しようとした事。もし喜三太がそれに頷いてしまえばもうこちらではなす術は無かった。けれども、例えそれが喜三太 が流されて出してしまった事だったろうとも、彼が学園に残る事と天秤にかけて選んでしまった事には違いない。そして、与四郎はその言葉通りに喜三太が喜ぶ 事をちゃんと実行するだろう。
喜三太が、それを決して後悔することが無いように。
だが、喜三太はその答えを出せないでいる。ならば留三郎はその心に沿った行動をするだけだ。
喜三太を後ろに庇い、与四郎と対峙する留三郎。
きりりとつり上がった眉が彼の本気を語る。
その双眸に映る与四郎の顔がくしゃりと歪む。
「ひゃー!あーもう、とめさぶろー、おめーって奴ぁよー。ちったあオラに格好良く悩む真似させてくれー。もー一も二もなく好きな事すーでねっよー!」
「はぁ?」
口を大きく開けてまくしたてる姿はいつもの彼の笑い顔だ。その豹変振りに留三郎が間抜けな声を出すのも無理は無い。
「っつー訳でばー様。オラは留三郎に付くダーよ」
「っておまっ与四郎!!何言ってんだ?」
「だーかーらー。留三郎はオラの立場をちゃんと尊重してくれた。そんで、自分の立場も譲らなかった。そーゆーとこがやっぱ好きだなーって思ってよ」
「いや、答えになってねーし」
「そおかあ?ちゃーんと答えとーだよ。なあ?喜三太」
すったもんだと論争を繰り広げる二人に、喜三太が笑いながら答えた。
「はい!よしろー先輩が、留三郎先輩大好きって事ですよねー」
「そーだ」
「喜三太ー!」
「まあ、ホラ元々今回の件は風魔のっちゅーか、ばー様の我が儘だしな。」
「こりゃ!我が儘とはなんじゃ!大体、さっきの喜三太への説得もなっとらん!」
「我が儘じゃんよー。それに喜三太には嘘つけねーべ?」
今度は自分を放ってリリーと舌戦というか、ただの幼子の口喧嘩を初めてしまった与四郎をぽかんと見やる留三郎だったが、彼の発した言葉に、やはり喜三太の良い先輩だと口元が緩んだ。
「まーま、留三郎には前にも世話になってーし、ここはオラの顔に免じて一つ、今回は引き下がるべーよばー様」
「立てるような顔じゃなかろ」
「えー、よしろーせんぱいの顔、かっこいいですよお」
「お!喜三太、えーことせーじゃんかー」
「ええい!やかましー!」
三つ巴のやり取りに、兵太夫がぼそりと「風魔って漫才上手だねー」とつぶやき、金吾が「漫才って何?」と聞き返している。更にきり丸が「時代の最先端」と混ぜっ返してこちらも充分漫才集団である。
ともかく、相変わらずのやり取りの後、リリーがふと気がついたように、留三郎を見つめた。
「何か?」
「いや、さっき世話になったと言うてたのを聞いてな。まさか、御主が『食満留三郎』か?」
「そうですよ」
留三郎の返事を聞くと、おお!とリリーは声を張り上げた。
「こりゃ気づかなんだ。それは済まなかったの。先だっては喜三太のせいで散々な迷惑をかけたと言うのに……」
「知ってた癖にー」
「やかましいわ」
与四郎の茶茶入れをぴしゃりと跳ね返すリリーに留三郎も苦笑した。
リリーがこちらの事を先刻承知なのは留三郎とて分かっていた。アレだけ仙蔵や後輩達が自分の名前を連呼していたのに気づかぬ道理は無い。
何を持って素知らぬ振りをしていたのかは分からぬが、おそらく何かを見定めようとしていたのだろうと、怖い御仁だと思わずにはおれない。
「先日の事はこちらの不注意が招いた事ですから、お気遣いは無用です」
とりあえず、あの時の事を思い出すと己の失態が情けなくなるので、いっそ忘れて欲しい。事の起こりは与四郎にさえ、抜けていると評された事だ。無駄に警戒をさせてしまったのは自分の咎だ。
「おめーなあ」
隣で呆れたように与四郎が眉尻を下げていた。
「せーっかくばー様が珍しく下手にでてんだからよ。恩着せて利用しちまえってのに‥‥‥」
それに何かを言い返そうとする前に、更に続けて笑われた。
「まあ、そーいう事しねーってのが留三郎だかんなー。つう訳でばー様。オラはそーゆーこいつが気に入ってっから」
理解されてるのだか、その上で馬鹿にされているのか考えあぐねていたら、リリーが笑い出す。
「ほほほほほほ。何を勝手な事を言うておるか!まったく年寄りを馬鹿にしおって」
「だあーってよー」
「リリーばーちゃあ〜ん。僕忍術学園にいたいんだってばあー」
「だから!御主ら!勝手に話を進めるでない!わしの話を聞かんかい!
 今回は、食満殿に免じて諦めるとしようかの。と言おうとしておったのに」
与四郎と喜三太を叱りつけ、リリーが続けた言葉の意味を、一同はゆっくりと頭の中で考える。
そして。
「ええ!!本当?」
「やーったー!喜三太!良かったねー」
「食満先輩ありがとうございます!」
「いや、俺は何もしてないんだが……」
「そんな事ないですよー。食満先輩の存在自体が助かりました!!」
「なんだそりゃ」
「まーまー、細かい事は気にしない気にしない!ところでー、報酬出せませんけどいーっすか?」
「んもーきりちゃん!」
「ははは、貰おうとは思ってないさ。喜三太が残ってくれた事が報酬だろ?」
「せんぱーい」
わいわいと喜びにむせぶは組の一同がこぞって留三郎に礼を告げる。
「でも、ばーちゃん。本当にいいの?」
「ああ。でもまた来るかもしれんのー」
「もー!ばーちゃんたら!!」
喜ぶ級友達から少し外れて喜三太は申し訳なさそうに曾祖母へと告げる。けれど相変わらずの返答に少しだけ口を尖らせた。
そんな喜三太の頭に大きな手が乗せられる。
「まあ喜三太、そう言ってやるなよ。リリー殿は寂しくて、こうやってお前に会いに来てるんだから」
「えー?」
「帰れだなんて言うのは口実だ。そうやってお前のここでの生活ぶりや友達、それから喜三太の成長を見に来てるんだ」
「そうなの?リリーばーちゃん」
「はて?なんの話かの?」
留三郎に告げられた内容に喜三太が目を丸くしてリリーへと直接問うも、小憎らしいまでにはぐらかされる。そんな素直ではない彼女に本日何度目かの苦笑を浮かべた。
「『貴殿の意思は分かりました』と言ったでしょう?おそらく仙蔵だって知ってましたよ」
そう告げれば、リリーは呵々と笑い出した。
「まだまだ甘いと思っておったが、中々の狸じゃの。気に入った。どうじゃ喜三太、この先輩も一緒なら風魔に戻らんか?というわけで、食満殿、わしの婿にならんか?」
突然の話の飛躍に文字通り目が点になってしまった留三郎の背後では組の面々が綺麗に転けている。
「リリーばーちゃんたら……」
「そーいや、前も利吉さんなんかが好みとかなんとか言ってたな」
「あれは冗談だって言ってたじゃないー」
「今度のも冗談かなー」
そんなひそひそ話を繰り広げている間に、さっとリリーと留三郎の間に立ちはだかる影が一つ。
それは当然のごとく与四郎だった。
「ばー様!留三郎はオラが気に入ったつーてるだよ!」
「だからー、一緒に里に戻れば丁度えーじゃないか」
「ばー様の婿だなんてのがとーる訳ねーべ!!ぜってー反対!」
本人を差し置いてまたも言い合いを始めた二人とは別に、また影が現れる。
「リリー殿、それは聞き捨てなりませんな。こいつを連れて行くつもりであれば、今度は敵にまわりますが?」
「ちょーっと!!何勝手な事言ってるんですかー!ぜってー駄目です!あ、三之助達は孫兵の部屋じゃなくて数馬のとこで箪笥ひっくりかえしてました!あと孫兵がごめんなさいって」
一体どこで一連のやり取りを見ていたのか、仙蔵がにこりとうすら寒い笑みを浮かべ現れたその直後に、息を切らした作兵衛も駆けつけ、揃って留三郎をかばうように立っている。
「ああ、ちなみに吾が六年生達全員も同じ意見ですので」
最後に付け足された仙蔵の言葉に、留三郎の硬直も漸く溶けた。
「ってお前ら一体どこから見てたんだ」
「全部だ。文次郎なぞ、対応が甘い!もっとびしっと言えなどと文句だらけだったぞ」
「あの野郎、後でぶん殴る!」
うっかり話が脱線しかけた留三郎であったが、隣の与四郎がぐいっと首に手を回して来た事で強制的に振り向かされてしまった。
「なーんか、楽しそうだなー。オラがこっちきてーくらいだ」
「馬鹿な事言うな」
「そーだな」
立場が今と違っていたら…そう思わぬではないが。
けれども今のこの関係だからこそ、与四郎が留三郎に新しい世界を見せたと思っている。それはきっと与四郎も同じ事。
だから、今のこの複雑な関係がいい。
「ほほほほほ、確かにちいと面倒そうだの。まあ冗談じゃ。では、また来るでな。達者でな喜三太」
一連のやり取りを見ていたリリーは、そう言いおいて壁を越えてゆく。
目の潤んだ喜三太が、ばーちゃーん!と叫ぶと、ひょいと再び顔をのぞかせた。
「なんじゃ?」
「んもー!もどってきちゃったら駄目じゃん!」
文句をいいながら、にっこりと笑って、夏休みには帰るねと告げる。
「待っておるよ。さて、お前もさっさと来んか!」
喜三太にはにっこりと笑い返し、そして与四郎の首根っこを掴んで引きずって行った。
「わわわわっばー様!首っ首がしまる!だああっ!……じゃーなー留三郎ー!喜三太ー!」
「せんぱいも、またあいましょーねー」
「おー、今度は遊びに来いよ」
「わしも行っていいか?」
「ばー様は駄目!」
「なんじゃと!」
「うわわわいててててて!!」
段々と小さくなって行く声を聞きながら、一同は声を立てて笑った。
おそらく、また彼らはやってくるだろう。
大きかろうと小さかろうと、台風のような騒動を持ち込みながら。
そんな日を、なんとなく心待ちにしてしまうのは。
「ふむ‥‥風魔の幻術にでもかかったかな」
小さく笑った留三郎のつぶやきは誰に聞こえる事も無く風に乗って山の向こうへと消えて行った。
 
 
 
 

ひー、またまた無駄に長いー。
ちょっとコメディタッチで、リリーばーちゃん登場でした。
肝心の与四食満部分が少なめで申し訳ないです。
そして‥‥予定よりジュンコに時間をさいてしまいました。きっとジュンコは3年生達(もはやクラスメイト扱いしているその他3年達)と竹谷筆頭に生物委員達、そして食満には他生徒よりは懐いている。…といいな。
それから中々美味しい役所をかっさらっていきました立花氏。 
あっ平太だけ用具委員で仲間はずれになってしまいました。用具の話というより食満&喜三太+1年は組+3年生(孫と作)なので結果的に平太が仲間はずれになってしまった感じですね。ごめんよー!!

いやいや、そもそもリク内容からそれまくってますね。
頂いた内容から大幅に人員が増えておりますが、よろしければお納めください。
 
 
蛇足ですが、
実際に蛇がナメクジを怖がるという事はないらしいです。
でも、ほんの数十年前までは日本でそう信じられておりました。(草の根レベルでは十数年前までは普通にそう信じてる方も多いと思われます)